23:更年期は太りやすい?

更年期と肥満についての記事

本日は「更年期は、なぜ太りやすくなるのか?」についてのお話です。以前、某サイトで紹介されていた記事+美腸セラピスト視点での意見を書いてみました。

女性の更年期の悩み、増える内臓脂肪 メタボに注意

閉経を機に増える女性のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)。日本人の場合、欧米のようなBMI(肥満度)30以上の超肥満は少ないとはいえ、遺伝子的にわずかな肥満でも糖尿病になる人が多く、油断は禁物。健康維持だけでなく、見た目の美しさを保つためにも更年期の体の変化を理解し、食事や運動など生活習慣を見直すことが大切です。

記事元:産経新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100226-00000522-san-soci

 

脂肪の多くはおなかにつく
更年期になってこんな思いをしている女性も多いのではないだろうか。東京医科歯科大学医学部附属病院周産・女性診療科の寺内公一助教は「閉経後の女性は体重はそれほど増えないのに、体脂肪がかなり増えることが分かっている。しかも脂肪の多くは内臓脂肪としておなかにつく」と指摘する。
更年期は、思春期、出産と並んで女性にとって太りやすい時期。その一番の原因は女性ホルモン(エストロゲン)の減少にある。エストロゲンは、体の中でコレステロールを低く保ち、内臓脂肪をつけにくくする働きをしており、女性を心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などの心血管疾患から守っている。
更年期にはこの大事なホルモンが急激に減り、閉経を過ぎるとほとんどなくなってしまう。このため、それまでと同じ食生活で運動量も変わらなければ、どうしてもおなか周りに脂肪がたまってくることになる。 日本人の場合、体重が適正の範囲内でも体脂肪率が高い『隠れ肥満』や『隠れ糖尿病』が少なくない。女性の場合、更年期の50歳ごろから太り始めた人は動脈硬化や糖尿病となる危険性が高いので、今すぐ予防を心掛ける必要がある
食事を抜くと逆に肥満になる
更年期に太りやすくなるのは、筋肉量や基礎代謝が減ることも関係している。基礎代謝は、呼吸や体温を調節するのに消費するエネルギー量。若いときはだまっていても消費されるエネルギーが、年をとると使い切れず残ってしまうため、若いときと同じように食べているとエネルギーのとりすぎとなってしまう。
太らないためには、食事の量・カロリーをコントロールするとともに、栄養成分を偏らないようにすること。食事全体のうち、タンパク質20%未満、脂肪20~25%未満、炭水化物50~70%未満のバランスであれば問題ない。
また、肥満からくる糖尿病を防ぐために、血糖値を急激に上げないよう食事のとり方を工夫する必要がある。 食事は、まず最初に野菜を食べ、ご飯やパンなど炭水化物は最後にするというように食べる順番も大事。また、やせたいからと食事を抜く人がいるが、欠食は逆に肥満の原因になる。健康長寿のためにも、1日3食、腹七分目を心がけてほしい。
 

まとめ:美腸セラピスト視点から

上の記事の最後に書かれている「やせたいからと食事を抜く人は逆に肥満の原因になる」なんて部分は、本当によく話すことですが、当サロンへお越しになる方にも最近は「朝食を抜く人」が増えていて心配になります。長い目で健康を考えるなら、食事を抜くよりも、3食をキチンと摂りながら「食べる内容」を見直すほうがよっぽど良いですよ。

また女性ホルモン(エストロゲン)の減少をカバーするには、大豆食品がオススメです。大豆には植物エストロゲンが含まれていますので、更年期を迎えた女性に大豆をたくさん食べてもらった場合、ホルモン補充療法と同じ効果があるという研究データもあります。だから、動物性タンパク質(お肉類)のかわりに大豆タンパクをたくさん摂ってあげると更年期の不調の緩和にも繋がります

あと、食事に関していえば、どれだけ良い物を食べても、食べ物を吸収する腸の働きが低下していたり、汚れていたりすると必要な栄養の吸収が妨げられたり、血液の汚れにつながったり、老化の原因ともいわれている活性酸素の大量発生にもつながります。 逆に腸を元気にしてあげると、ポッコリ腹も解消され、血流も促進、体の中だけでなくお肌もキレイになっていきますよ

更年期の体重や、不調に本気で悩んでいる方は、ぜひ美腸セラピーを頼ってくださいね。皆さんの全国からのご来店をお待ちしています。

 

2020年03月01日