05:健康的な食事ってどんな食事?

 

東北大大学院農学研究科が、1960年・1975年・1990年・2005年と、15年おきに食事メニューを再現して、どの年代が一番身体に良い食事だったのか?という事を調べた結果、1975年の食事が一番、健康的な食事だった、と発表しました。

 

1975年の食事が一番健康的だった

流行りを追うより多様な食材を摂る
東北大大学院農学研究科の都築准教授は、食事の摂り方の結論の部分で次の様に述べています。 「健康に良いとされる食品の流行を追ったり、サプリメントに依存したりするより、食事の中で多様な食材を少しづつ摂る事が重要
ここが本当に大切で、健康を意識し始めた時、多くの方が「体に良さそうな何か」を探していると思います。 とくに普段は摂らないような変わったものや特別な物の方が「効く」んじゃないか?と思い込み、その物を沢山とって元気になろうとしています。
しかし人の体は、何か1つ物を摂るだけで劇的に元気になれるほど、単純には出来ていません。だからこそ都築准教授がおっしゃるように、「健康に良いとされる食品の流行」を追うのではなく普段の食事の中で色々な食材を摂ることの方が健康に良いのだと皆さんにも知って頂きたいのです。

時には「何を食べないか」を考えて
健康を作る基本は、今の自分にとって、何が負担となっているのかを正しく知ることであり、 体(腸)へ負担となるものは、生活習慣や、ストレス(心)、運動など、様々ありますが、やはり食事の影響は大きいので、毎日の食事の見直しが大切だと言えます。
サロンに来られるお客様からもよく聞かれるのが「何を食べたら良いですか?」というご質問。その時にいつも言うのが「何を食べたら良いか?」と考えるよりも先に「何を食べないようにするか?」を考えてください、と。つまり、まずは負担となる食べ物を減らして欲しいんです。
そして、1975年の食事が健康に良い点として「たんぱく質や脂質を魚介類や植物から多く摂取し、相対的に肉類や牛乳・乳製品が少ないほか、ワカメやヒジキなどの海藻が多く、バランスが摂れている。」という内容が紹介されていました。

牛・豚を減らして鶏・魚・大豆を増やす
腸ケアの視点からみても、牛や豚のたんぱく質や脂質よりも、魚介類や大豆、鶏からのたんぱく質や脂質の方が腸に優しいと言えますし、牛・豚を減らすことで腸内腐敗の軽減にもなり、魚介類を多く摂れば女性ホルモンの安定にも繋がります
だからと言って、牛や豚といった肉類を食べちゃダメ!と言うことではありません。結局は、食べ過ぎても、食べなさ過ぎてもダメで、一番大切なのは、そのバランスだと、声を大にして言いたい!っていうか、いつも言ってます。
つまり、健康維持・増進するには、特別な何かを摂る、ということではなく、普段の食事で、色々な物をバランスよく食べることが大事なんです。肩の力を抜いて、出来ることから始めていきましょう。

 

まとめ

食事の見直しはとても大切です。ただ人によっては「食事は気を付けているのに体調が良くならない」という方もいるかと思います。そんな時は、食事内容ではなく、その食事を消化吸収する「腸」が弱っているかもしれません。

腸が弱っていると、どんなに良い食事を心掛けていても、食べ物の消化吸収が遅延することで、腸内では腐敗がすすみ、結局は、その汚れが血液に吸収され、血液の汚れや滞りの原因となります。

逆に腸が元気な人は、食事内容なんて全然気にしていないのに何故か元気な人が多くないですか?それだけ腸は見た目の元気(健康)にも影響します。だから「私も腸が弱っているのかも?」と思ったら、腸のケアを考えてみましょう。

 

筆者 美腸セラピー 松下先生

美腸セラピースクール
NPO法人健康増進技術協会 理事長
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2020年01月04日