19:下剤を卒業する(実例)

 

下剤を卒業する流れ(実例)

本日は「下剤を卒業する流れ」について、10年以上の下剤依存の方が施術でどのように変化してきたのかをご紹介したいと思います。

★ご来店時の状態

  • 20歳ごろに食べないダイエットをしてから、体調を崩して、色々な不調が出てきた。
  • 35歳ごろからは、下剤を毎日のように飲みはじめる
  • 45歳の今、便はスッキリ出ないし、すぐ疲れるし、冷えるし、浮腫むし、代謝も悪い。

目的)食べても太れないから、すごく体も細い。だから下剤をやめて、スッキリ出したい!

 

施術による変化

ご来店 1回目

★初回の内容

①はじめてのご来店なので、施術前に1時間ほどかけて、不調の状態をしっかりと確認。

②お伺いした状態に合わせて、不調と腸の関係(考えられる原因等)について解説。

③腸の状態をご自身でも確認して頂いた後、腸の状態にあわせて施術をおこないました。

④施術後には、自分でも毎日、腸ケアが出来るように「セルフ腸ほぐし」を指導。

⑤また、便を固めないために食事や水分の摂り方について、お話をさせて頂きました。

 

ご来店 2回目

★来店時の報告

あれからガスが出やすくなってきた。」「食事の内容も意識して変えている。」

★2回目の施術

今回の自分ケア方法として「便意の誘導」を説明。それと、少しづつお薬を抜いて腸を休めていく提案。 今は、便を出すことよりも、消化力を高めて、ちゃんと栄養を吸収できる腸にしていきましょう。

 

ご来店 3回目

★来店時の報告

前回から下剤を数日やめてみたら、少しだけでたが、また出なくなったから、お薬を飲んだ。」

★3回目の施術

腸の状態をみると、上部の緊張がやわらいでいる様子。 また、便意の自己誘導も行っていただいてるのと、最近は食欲も出てきたようで食べる量も増えている、とのこと。 ただ、腸をみると、消化力がまだ追いついていないので「セルフ腸ほぐし」で腸を鍛えることを意識して自分ケア

 

ご来店 4回目

★来店時の報告

「ここ2週間で、下剤は2回だけ。毎日の下剤はやめました。」「今は胃薬もいらず食べ物が上に上がってこなくなった。

★4回目の施術

腸の状態をみると、以前は小腸へ溜まっていたのが、ちゃんと大腸まで流れていることも確認でき、腸の消化力は上がってきている様子なので、自分ケア方法として「排便姿勢」の指導を行う。 今までは仕事場へ行くだけでもシンドかったが「最近は疲れにくくなっている気がする」とのこと。

 

ご来店 5回目

★来店時の報告

「前回から3回ほど下剤を飲んだが今は1回のむと数回でる」「食事も沢山食べられるようになってきた」「『薬を飲まないと』という気持ちも少なくなった」「最近は深く眠れるようになってきた」

★5回目の施術

腸の消化力も高まってきたようで、ちゃんと食べられる事、しっかり眠れること、という基本的な活動を取り戻してきている様子。 カウンセリングシートに記入する手も力強くなってきていて、見た目の雰囲気も少しづつ変化が出始めていると感じる

 

ご来店 6回目

★来店時の報告

「食欲はある。ただ時々くすりは飲んだ」「旅行で食べ過ぎたのか、それから毎日くすりを飲むように戻った」

★6回目の施術

腸が少しづつ元気になってきたので、食欲は高まってきて、食べる量も増えたが、まだ消化力は追いついていない様子。 それでも、始めの頃のような、小腸上部に溜まることもなくなり、下部(回腸)まで流れるようになっていることを確認できたので、消化力を高めるために「腹圧を上げる体操」の指導を行った。

 

ご来店 7回目

★来店時の報告

「前回から1週間は、少しづつだけど毎日、数回は便が出た」「1週間したあたりから、また出なくなったので、少し薬をのんだ」「先日の生理も順調にきて、いつもあった生理前の『うつ』も今回は無かった

★7回目の施術

腸もかなり元気を取り戻してきたようで、腸内の溜まりも、下部に集中している。 月経前症候群(PMS)も無くなってきたところをみると、セロトニン量も増えてきた、と考えられる。

今回は1週間、お薬を飲まなくても便が出たので、今後は、それをまた1週間、さらにもう1週間、というように、少しづつお薬を飲まなくても出る期間を延ばしていき、最終的には、まったくお薬を飲まないで良いように排泄リズムを整えていく、ということを伝えて、次は1ヶ月後にご来店予定。

 

 

多くの方が下剤依存を卒業しています

下剤をやめる流れは、いつもこんな感じで、状況に合わせて、自分ケアの方法を覚えてもらいながら、毎回、施術の後は、下剤を飲む期間を、少しづつ広げて、腸を少しでも休めて、腸の元気を取り戻していきます。

他にも、「40年以上も下剤を使用してきて、今では、下剤を飲んでも殆ど出ない」という人や、 「小学生の頃からの下剤使用で、下剤ありきの成長期を過ごしたために、腸がほとんど動かず、夜ごはんがずっと腸に残っているために朝食も昼食も食べることが出来ない」という人など

これまでにも色々なタイプのハードな下剤依存な方に、今回ご紹介の方と同じように、少しづつ腸の元気を取り戻していき、自然排便を取り戻していただいております

 

美腸セラピーは本物の腸ケアでサポート

また下剤をやめたい!と願う人は、どうしても「排泄」を優先して考えがちですが、腸本来の働きからすれば、そこを優先するよりも、「消化吸収力を高めること」や「自律神経バランスを整えること」、さらに「女性ホルモンのバランスも整える」、そういった「排泄」以外の大切な機能にも注目して、腸の元気を取り戻すことが大切です

また、腸が元気を取り戻してくれば、栄養の吸収が良くなることで、体の新陳代謝力や治癒力も上がってきます。そして、睡眠の質も上がってくることで、体のダルさや疲れが軽減、それと同時に体形や肌の状態だって改善していきます。

つまり、健康と取り戻すということは、その人本来の美しさを取り戻していくことにも繋がります。 だから、本当の腸ケアを必要とされる方は、少し遠くても、本物の腸ケア技術「美腸セラピー」を頼ってくださいね。

 

筆者  美腸セラピー 松下先生

美腸セラピースクール
NPO法人健康増進技術協会 理事長
先生の施術は⇒【 salon-HP
講座の情報は⇒【 school-HP

 

2020年01月04日