24:冬うつ予防

冬季うつの特徴

本日は『冬季うつ』のお話。 「冬季うつ」とは、季節性感情障害の1つで、不眠や食欲不振といった一般的な「うつ」の症状と違い、逆に食べ過ぎたり、眠りすぎたりするのが特徴です。

また、ご飯やパンといった炭水化物(糖)や甘いお菓子等(糖)を食べることで、気持ちを満たそうとする傾向があり、そのことで太りやすくもなります。

しかし、糖を摂り過ぎると、カラダはムクみ、血流も悪くなることで、疲労も溜まりやすくなり、今まで出来ていたことが出来なくなってきたり、心身の疲労から、何事も楽しめなくなったりします

冬うつチェックをしてみよう!

□ 1:最近、食欲が異常に増えてきている

□ 2:しっかり寝ているのに、いつも眠い

□ 3:集中力が低下して、ミスが増えた

□ 4:今まで楽しかった事が楽しくない

□ 5:人との関わりがシンドイ、疲れる

合計   個

3つ以上当てはまった人は、次の冬うつの予防を心がけてくださいね。

 

冬うつの予防方法

①お腹を動かすセルフケア
冬うつの原因は、セロトニンの働きが弱くなるため、自律神経も乱れて「冬うつ」になると考えられていますが、このセロトニン分泌量こそ、実は腸が強く関係しています。
でも、セロトニンのお話になると、一般的には脳内セロトニンを紹介している場合も多いのですが、実は脳内のセロトニン量は全体の2%に過ぎません。他に8%が血液中にあり、残り90%は、なんと腸を中心とした消化管内にある、と言われています。
だから「セロトニン」といえば腸が大事なのです。 だからこそ、冬うつかな?と思ったら、お腹を温めてあげたり、お腹周りのストレッチや、セルフ腸ほぐし等、腸を動かしてあげることを意識してみましょう。

②甘い物が欲しいときは果物で
甘い物が欲するのは「糖」がセロトニンを活発にする働きがあるため、甘い物を食べて、セロトニン濃度を高めようとしますが、そこで甘いお菓子等を食べると、当然、太りやすくもなるし、体のムクミから疲労も、とれにくくなって、慢性的な倦怠感にも繋がります。
その為、甘いお菓子を食べたくなった時は、果物を食べたり、鶏肉や大豆、お魚や玄米、しょうが等、セロトニンの原料となる食材を積極的に食べてあげることも有効です。
みかんを食べてたら、風邪もひきにくくなるし、一石二鳥ですね。 なかには、アイス等の冷たい刺激により腸を動かそうとする人もいますが、これは腸に逆効果となりますので、冷たい物が欲しくなった時は、温かい飲み物で腸を温めてあげる方が、気持ちもリラックスできますよ。

③寝れないなら〇〇を避ける
また、冬うつになると、眠気が抜けず、ずっと眠い状態が続いたりしますが、この眠気には「メラトニン」という物質が関係していると考えられます。メラトニンは、天然の睡眠薬とも言われており、このメラトニンが誤作動をおこすと、良質な睡眠が得られず、いくら寝ても寝たりない、といった睡眠トラブルを招きます。
そして、この「メラトニン」も実は「セロトニン」から出来ているため、腸が弱ってセロトニン濃度が下がるとメラトニン濃度も下がって、睡眠トラブルに繋がるのです。
こんな時に自分で出来るケア方法といえば、太陽の光をしっかりと浴びることです。太陽が昇れば光を浴びて、陽が沈めば暗くして眠る。この自然な流れに沿って過ごすだけで、メラトニン濃度も整い、眠りやすくなります。
また、メラトニン濃度を維持して、少しでも良質な睡眠を得たいなら、「タバコ」や「酒」、「カフェイン」、といったメラトニンを減らすものを避けることも有効ですので、出来ることから始めましょう。

最後に:美腸セラピーで腸から元気に

冬うつの原因と言われる「セロトニン」を適切に分泌させるには、腸を元気にしてあげることが一番大事だといえます。

また、このセロトニンは、他にも体温調節機能や筋肉刺激、感情抑制、満腹中枢刺激など、カラダの様々な機能に直結しているため、セロトニン不足になっている人は「冬うつ」だけでなく、正しい体温調節が出来なくなる低体温症や、筋肉刺激が足りない為に効率よく熱を作ることが出来ない慢性冷え症

さらに食べることで満たされようとする過食症等の摂食障害、他にも感情抑制がきかず、ストレスを感じやすくなることで、対人関係で疲れやすくなったり、物事を楽しめなくなったり、集中力が低下することでミスが多くなったりもします。

もしかすると「冬うつ」かも?と思ったなら、まずは出来るだけ無理をしないように心がけて、自分で出来るケア方法を実践してみてください。まだ弱りかけの人なら元気を取り戻していけるはずです。

そして自分ケアだけでは元気になれない方は「美腸セラピー」で、セロトニンを作る腸から元気にしていきましょう。美腸セラピーでは、腸の状態に合わせて、優しく腸の緊張をほぐしていくと同時に腸が自発的に動き出すための施術をおこなっていきます。

「もしかしたら私も腸が原因かも?」と思ったなら、少し遠くても、美腸セラピーを頼ってみてくださいね。 本気でお悩みの方の全国からのご来店を心よりお待ちしています。

 

筆者  美腸セラピー 松下先生

美腸セラピースクール
NPO法人健康増進技術協会 理事長
先生の施術は⇒【 salon-HP
講座の情報は⇒【 school-HP

 

2020年01月04日