個人サロンで注意してほしいこと

健康系の個人サロンを運営する上で注意してほしい事として「こういうお店は続かない」という特徴を3つご紹介します

一人なのにメニューが多い

「多彩なメニューでお客様が飽きないサロンにしたい」「話題になってる施術を取り入れてお客様を増やしたい」とサロンのメニューを増やす人もいます。

しかし、中途半端な技術のメニューを安易に加えると、その施術を受けたお客様は「このお店の施術は上手くない」と店全体を判断するため、次の来店には繋がりません。

そもそも一人で多くの技術を習得するのは困難ですから、安易にメニューを増やすより「どこにも負けない」と自信が持てる技術をちゃんと習得することが大切です。

 

〇沢山のメニューが良い業種
・毎日あきない豊富なメニューがある飲食店
・沢山のアトラクションで何度も行きたい遊園地

×個人サロンが向かない理由
・半端な施術技術は店全体の評価を下げる
・統一性のない怪しい店に見えて行かない

△メニューを増やす時の注意点
・店テーマに合う必要なモノだけにする
・施術技術の低いものはオプションで提供

 

成果を過大広告するサロン

何を目的にしたお店なのか、どのような変化(成果)が期待できるのか、自分のサロンを紹介する時にその点を分かりやすく広告することは大切だと思います。

ただ、本気で不調に悩んでいるお客様ほど具体的な質問もされるので、自分の力量以上のことを広告で書いている人は、施術前の少しの会話だけでも簡単に見透かされてしまいます。

お客様の期待度が高ければ高いほど、ご来店時のガッカリ度も高くなり、再来店の可能性は低くなるので、自分が提案する内容についてはシッカリと勉強してください。

 

〇過大広告をよくする業種の例
・購入すると次の購入まで期間が長い物
・1度の売買で大きな利益を得られる物

×個人店が過大広告するデメリット
・期待値を上げすぎて逆にガッカリされる
・技能が低いと本気の人に対応できない

△成果をうたう時の注意点
・なんでも「好転反応」で済ますのはNG
・施術変化は正しく分析し粉飾なく伝える

 

いつも商品を勧めてくるサロン

「お客様の数を増やすのが難しいなら客単価をあげると良い」と考える人も多いですが、その方法を間違えるとサロンの存続自体が危うくなることもあります。

例えば、半分が利益になる数千円の商品を「客単価を上げる」という自分都合でお客様へ勧めて買ってもらえても、そのことでお客様がもし「嫌な気分」になったら、もう次の来店はありません

つまり、数千円の利益のために「お客様を一人失う」こともあるのです。お客様にとって本当に必要なモノだと思っていても、無理強いすることはないように注意してください。

 

〇客単価をあげるのに適した業種
・飲食店や土産物屋さん(高揚・産地物)
・日用雑貨や食品(お得感・ついで買い)

×個人サロンが商品を扱うデメリット
・どこでも買える商品ならそこで買わない
・在庫リスクあり正味利益の捻出は難しい

△商品を扱うときの注意点
・お客様にとって必要な物だけを扱う
・そこで購入するメリットを提供すること

 

良いサロンを作る一番の基準

当たり前ですが、チェーン店の駅前サロンと郊外の個人サロンでは運営方法が異なります。まして業種が違ったら方向性が180度違うこともあるくらいなので、他業種の内容などを参考にしている方は注意してください。

サロンを作っていく時に考えてほしい「一番の基準」は、あなた自身が「行きたい」と思えるお店を作ることです。常にお客様の視点から考えて、自分も行きたいサロンを目指してくださいね。