04:アトピー性皮膚炎と腸の関係


暑い夏には汗や紫外線で肌が荒れ、寒い冬には乾燥で痒みもまして、塗り薬で一時的に良くなっても年々その範囲が広がって、もうどうすれば良いのかわからない、というアトピーで悩んでいる人も多いかと思います。そこで本日は、そんな慢性アトピーにも腸が関係しているよ、というお話です。

 

アトピーと腸の関係

①腸から取り込む汚れが原因
最近は、腸管に大きな穴があいて、本来は吸収しないものまで吸収することで、アトピー性皮膚炎をはじめ、食物アレルギーや関節炎、線維性筋肉痛のようなものを発症させる「リーキーガットシンドローム」(LGS)が話題になっています。
その原因として、抗生物質の服用や、アルコールやカフェイン、添加物、その他、お薬類が挙げられていますが、 美腸セラピーでも「LGS」が話題になる以前から、「腸管フィルター」の濾過機能が著しく低下して、腸から取り込む汚れ増えることで、様々な症状を引き起こしている、というお話をしてきました。
その原因は、LGSと同様にお薬や添加物等も挙げられますが、腸管フィルターの濾過機能が低下する根本的な原因は、腸自体の弱りなのです。だから、アトピーの症状をもつ人の殆どが不腸でも悩んでいるんですよね。

②アトピーは菌が原因?
以前とあるネットニュースに、慶応大と米国立衛生研究所が、アトピー性皮膚炎の方の皮膚は半分以上、黄色ブドウ球菌が占めるので、その菌をやっつけたらアトピーが改善されるかも?という記事が紹介されていました。
ただ、その菌をやっつけるために抗生物質を使ったら、有用な菌もやっつけちゃうし、実際にマウスで抗生物質を使った実験をしたら薬を使っている間は菌も抑えられたけど、薬をやめた途端に菌も増えて発症した。とのこと。
結局は原因から変えていかないと、本当の意味でアトピーを卒業できないということ。それならば皮膚表面に出てきた有害な菌をやっつける、という対処方法より、有害な菌が過剰に増える原因となる血液の汚れから減らしてあげるほうが根本的な改善に繋がると言えます。
③原因の殆どが腸の詰まり点
じつは当サロン(美腸セラピー神戸)にも、アトピーで悩んでいる方が時々通われますが、その方達のアトピーがおさまってくるのは、肌表面に出てきて菌の増殖にも繋がる血液の汚れを減らすことが出来ているからです。
また、アトピーの原因は「アレルギー反応」とも言われていますが、年齢とともにアトピーが出てきた人の場合なら、アレルギーというよりも、じつは腸内に内容物が詰まりやすい部分「詰まり点」を持っている人が多い、というのが施術の現場でわかってきました。
その「詰まり点」を渋滞の先頭にして、内容物の停滞から腐敗がすすむと、そこから大量の汚れが血液中に入り、その汚れが全身へ巡って肌を荒れさせていきます。 そういった偽アレルギー型のアトピーの方ほど、間接の内側など、リンパ節近くから肌が荒れてくるので、偽アレルギー型のアトピーの方は、腸の詰まり点を見つけて解消していけば、アトピー肌の改善に繋がります。

まとめ

アトピー性皮膚炎と診断された方の多くは、アレルギー反応によるものではなく、血液汚れからくる偽アレルギー型アトピーです。そして偽アレルギー型アトピーの腸に見られるのが「詰まり点」

この「詰まり点」を持っている場合は、いくら食事に気を付けていても、結局は詰まり点で停滞して腐り、血液を汚してしまうため、偽アレルギー型のアトピーを発症させてしまいます。

もし「私も偽アレルギー型」かも?と思ったら、一度自分のお腹を触ってみてください。

  • ①お腹を触って極端に硬くなっている部分は無いですか?
  • ②リンパ節のあたりからアトピー肌が広がってませんか?
  • ③年々反応する食材が増えてわからなくなってませんか?

一つでも該当するものがあれば、腸に詰まり点を持っている可能性があります。そんな時は美腸セラピーで腸の詰まり点から解消してきましょう。 お悩みの方の全国からのご来店をお待ちしています。

 

筆者 美腸セラピー 松下先生

美腸セラピースクール
NPO法人健康増進技術協会 理事長
先生の施術は⇒【 salon-HP
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2020年01月04日