91:過敏性は薬で改善しない?

過敏性はお薬だけでの改善が難しい

過敏性は、心が強く影響するといわれているため、過敏性腸症候群になってしまった方は、お薬だけでは、元の元気な腸へ戻るのは難しいと言われています。それって何故でしょうか?

例えば、たとえば、病院で「過敏性腸症候群」と診断された方に処方される「高分子なんちゃらのお薬」っていうのは、過敏性による下痢に対して、水が多い便を、お薬でジェル状にして固めることで、便の漏れや頻繁な便意を軽減することに繋がりますから、日常生活にまで支障をきたす下痢をとめてくれるので、過敏性の方にとっては有り難いお薬ではあります。

でも知っておいて欲しいのは、そのお薬を飲み続けても、過敏性の下痢自体が改善されるわけではない、ということ。もっと言えば、過敏性の下痢が、お薬で便が硬くなりすぎてしまい、今度は便秘型や交替型へと変化して、症状が複雑化してしまうケースもあります。

また、過敏性の方に出るされるセロトニンの働きを抑え腸機能を調整するタイプの薬では、一時期的に下痢が緩和されたとしても、腸の働きを抑制して水様便を出さないようにしているだけなので、原因は何も変わっていないどころか、抑制され続けた腸がもっと弱り、症状が悪化することもあります。

さらに、セロトニンは精神の安定にも影響を与えるものなので、下痢を抑えるかわりに、精神は不安定になる恐れも考えられますね。そもそも過敏性腸症候群は、精神的な影響が強いわけですから、精神的な安定が得られないと逆効果になるかもしれません。

こうやって過敏性腸症候群の方に対して処方されるお薬を見ていくと、なぜ、過敏性腸症候群の方が、いつまでたっても元気な腸へ戻ることが出来ないのかが、わかりますよね。

つまり、お薬っていうのは症状を抑えるだけで、過敏性そのものを改善するものでは無いのです。

 

過敏性を卒業する方法とは

本当に過敏性を卒業したいなら、過剰に反応しやすくなっている弱った腸を、まずは元気にしてあげないといけません。

その為には、精神的な面からアプローチを行う必要があるし、自律神経バランスの乱れが影響している方ならば、セロトニンの働きを低下させるより、セロトニンの働きを正常化させて、自律神経バランスを安定させる方が、本当は正しい方法だと言えます。

そこで、美腸セラピーでは、過敏性腸症候群の方に対して、カラダ全体の90%のセロトニンが集中する腸が自発的に動き出すことを目的とした施術を行うことで、自律神経バランスも整えていき、ストレス自体を感じにくくしていくことで、心と腸の距離を離していくサポートをおこないます。

また、過敏性腸症候群の方に有効とされる食事についても、水溶性の食物繊維を適度に摂取してもらったり、パンやパスタ、脂肪分など、弱った腸へ負担となりやすい食品を減らすアプローチなど、普段の生活の中からも腸への負担を減らす方法を一緒に考えていきます

 

自律神経を整え睡眠リズムも取り戻す

また、過敏性腸症候群に限らず、排便トラブルを抱える方は、自律神経バランスが乱れて、不眠で悩む方も多いかと思います。

それは、腸が弱ることで、イライラ神経と言われる交感神経が優位な状態が固定化してしまい、いつまで経ってもカラダがリラックス状態に切り替わらず、良質な睡眠が得られなくなるためです。

慢性的な睡眠不足は体力だけでなく精神力も低下させることから、さらに過敏性の症状を悪化させることにも繋がります。

しかし、美腸セラピーの施術なら、腸からリラックス神経といわれる副交感神経を活発にして、体の緊張をゆるめ、自律神経バランスを整えて、良質な睡眠を取り戻していきますので、

「睡眠導入剤をいつも使ってるけど、もう何年も熟睡した感覚は得られていない」と言われる方が、美腸セラピーの施術で深い眠りを取り戻し、本当に身体の緊張がとれた、と喜ばれたりします。

腸セラピー技術は、「どこでも同じ」ではありません。便秘や下痢、過敏性腸症候群など、その腸トラブルを「本気でなんとかしたい」なら、少し遠くても、美腸セラピーを頼ってみてくださいね。



筆者 美腸セラピー 松下先生

美腸セラピースクール
NPO法人健康増進技術協会 理事長
先生の施術は⇒【 salon-HP
講座の情報は⇒【 school-HP

2020年10月29日